ごあいさつ 2016.01

 早いもので、今年度もあと3か月となってしまいました。
4月に開所した「横浜シュタイナー保育園」では、保育士をはじめスタッフが試行錯誤を重ねながら保育をしてきましたが、ときにはバタバタしたこともあり、保護者の皆様にはご迷惑をおかけしたこともあったかと思います。

子どもたちは、一日一日、同じリズムの中で生活しています。日々の成長ぶりには、目を見張るばかりです。
人間の一生の中で一番大きく成長するこの二年間、保護者の方にとっても感動や不安が入り混じっていたのではないでしょうか。

12月初めの懇談会のテーマであった「イヤイヤ期にどう向き合っていけばよいか」は、誰もが通る、こどもの自己主張に関する悩みや体験談をお聞きすることができました。
それぞれ顔が違うように、個性や表現の仕方も異なりますので、周りのお子さんと比べて「うちの子とは違う。どうしてなんだろう」と思い悩むことも多いかと思います。
幼いとはいえ、自己表現もはっきりしています。でもそれが、本来の1,2歳児のあるべき姿です。
それぞれの個性として認め、子どもたちとどう向き合っていくか、保育の課題でもあります。

勉強のように、やっただけの結果がすぐに出てくれば、子育ても楽かもしれません。
しかし、長い時間をかけて、ようやくその結果が花開くのです。焦らず長い目で、子供たちの成長を見守っていきたいですね。

2歳児にとっては、新たな旅立ちの時がやってきます。
未来に向かって羽ばたく子供たちを自信をもって送り出せるように、この保育園での残り少ない時を大切にしていきたいと思っています。