ひまわりクラスに参加して

未就園児クラス「ひまわりクラス」に在籍されていた保護者の方から、嬉しいメッセージを寄せていただきました。

〜ひまわりクラスに参加して〜

4月生まれの娘は、満2歳から受け入れて下さるひまわりクラスにトータル2年もお世話になることができました。

1年目は1つ学年が上のお友達と、2年目は同級生のお友達と一緒に過ごしました。
お母さんと2人だけでよかった赤ちゃん時代と違い、お友達との関わりに興味が湧いてくる2、3歳の頃にひまわりクラスに通うことで、決まったお友達と定期的に過ごす事ができ、娘にとって本当に良い機会を与えて頂けたと思います。

1年目、通い始めたばかりの娘はたどたどしく言葉を発する程度でしたが、3学期の終わりにはクラスのお友達12名全員の名前を言えるまでに成長し、週に2回の登園でしたが園での充実ぶりが伺えました。

娘の育ちに少しでも良い環境をと選んだこどもの園でしたが、実は私の方が恩恵を受けたのではと思うほどに様々な経験や出会いがありました。

2年間担任して下さいました宮地先生は保護者にも子ども達にもとても丁寧できれいな言葉を遣われました。週に一度お会いする度に、自身の言葉遣いを改めるきっかけとなりました。

勿論丁寧なのは言葉遣いだけではなく、子ども達をとても深くまで理解して下さっていて、必要な時に適切なアドバイスをして下さり、いつも育児の指針となっておりました。

季節毎の行事やしつらえは毎回丁寧に準備されたもので、華美ではありませんがどれも素朴で美しく、子どもに媚びず大人の審美眼をも満足させるものでした。

お誕生日会、七夕、収穫祭の脱穀、クリスマス、巣立ちの会…

子どもだから小さくて分からないかな、とは考えずに本物に触れさせる事の大切さを学びました。

そして沢山の素敵なお母さん方との出会いもありました。
子どもの園で出会ったお母さん方とは共感し合える部分が多く、お互いに悩みを共有しながら励まし励まされながら、2歳から3歳の育児を乗り越えることが出来たように思います。

娘は2年間こんなにもよい時間を過ごしたにもかかわらず、どうやらこの頃の記憶は残らないようでとても寂しく感じておりましたところ、ふとある本の中で

この頃の記憶は残らないが心の深い部分には刻まれていて将来本人が困った時にそれが助けになる、という一文を見つけとても嬉しくなりました。

娘にとても素敵な贈り物ができたと思います。
この出会いに感謝の気持ちで一杯です。

こどもの園がこれからも末永く続きますように、、、
陰ながら応援しています。

(2019年度・2020年度在籍 保護者様より)