手で知る世界

手で知る世界

幼い子は良く触る 

なんでも触る

「それは触らないよ」、、でも触る

思わず 手が出る 触る

だから アチチ! 痛い事になる

(レジ横のお菓子にも手が伸びるー!いや~参った)

この ”思わず” が大事

思わず触ってしまう大人はいない

隣の座席の人の服を思わず触る大人はいない

赤ちゃんだったら 手を伸ばす 触りたがる

「ほらダメよ。すみません。この子ったら!」

もみじのような愛らしい手が伸びてくる

幼い子どもは 手で触り世界を知るのだから

大事 大事  触る事は

でもね 

大きくなると 出来るようになる

「見てるだけね」・・触らないでいられる

「触らないよ」・・目で見て満足できる

目で見て満足するには

一杯 一杯 触らないとね

砂や葉っぱ・石ころ、ナメクジやありんこ・・

すべすべ・べとべと・さらさら・ふわふわ

「ダメダメ 触らないよ」

コロナで触ることに憶病になってしまうけど

IRLですることが大事

IRLとは in Real Life の略語だそうだ

ネット上のチャットで若者が使うらしい

家にいるとテレビ・パソコン・スマホ

手では触れない情報ばかりに出くわす

香りも 感触も 体に響く音も

野菜を洗う ゴマをする 昆布をはさみで切る

卵を割る かぼちゃの種を取る

手で触りながら お母さんの手伝いができる

ー手伝いにならない事の方が多いのだけどー

6月になれば 梅仕事

今年は梅ジュース作り

お子さんと一緒にどうぞ 

うどんを作るのも良いかも

お父さんも活躍できそう!

一生懸命 踏んでね

ただし 使うのは足!

(ごめんなさーい。手の話なのに足でした)

鈴木まゆみ さくらクラス担任(2020年度)